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先週はお誕生日でした。
双子の妹と、Ital.cookの同期のMiyakiさんが働いていた”Cucina Tokionese Cozima"さんのところで美味しい時間を過ごしたので、そのことを書こうと思っていたのですが、、、 今日、お菓子作りをしていたら、なかなか上手くいかず、なんと同じものを3回作っています・・・(涙。 とはいっても、ブログも更新しないと、このまま癖になって終わってしまいそうなので、 『転食日記』のHPに載せている、過去に書いたエッセイをここで時々ご紹介しようかなぁと思います。 それでは、第一回目は『木を見て森を見ず』という、2005年3月14日に書いたものです。 このころは会社勤めで行き詰まり始めていたので、なんとか気持ちを昇華させようと、 色々書きました。 ----------------------------------------- 『木を見て森を見ず』 先日、いい加減に部屋の荷物をどうにかしようと本棚を整理していたら、歴史の教科書の一番初めのページに、高校生の私が書いたこんなことばを見つけた。 「木を見て森を見ず」 私は、歴史話を聞くのは好きだが覚えるのが大の苦手だった。それでも試験勉強のために必死で年号の語呂合わせを考えたり、ノートにイラストを書いて一緒に覚えようとしたり、かなり試行錯誤していた。このことばはそんな風にもがいていたときにふとした気づきがあり書いたのだった。 私が歴史を覚えられないのは、森に入って一本一本の木ばかりを見ているようなものなんだと気づいたのだ。「~年に誰がなにをした」「○○は××と戦い、勝利した」そうやって断片で覚えていても、「~年はどんな年?」「日本が~をしていた頃、世界ではどんなことがあった?」「日本で流行した○○にはどんな背景があった?」などと聞かれると答えられない。 何か深みにはまってもがいている時というのは、大抵物事を俯瞰して見ることができなくなっているときではないかと思う。一つ一つの細かいことはさておき、まずは流れを知ることや横とのつながり、その背景を知ることが大切だったりする。 この教科書を開いたとき、ちょうど私は仕事で行き詰っていた。やることがあまりに多すぎて何から手をつけたらよいのか分からない。そもそも焦って前にすすめない。そんな時だったから、このことばにはっとさせられた。 高校生の私のことばは、今の私にも気づきを与えてくれた。(成長していないとも言う・・・)「こういうことがあるから、物を捨てられないんだよねぇ」そういいながら教科書をそっと本棚に戻してしまった。 片付けも部屋全体を俯瞰してみることができれば、きっと綺麗になるんだろうね。
by junaprile
| 2008-04-15 01:59
| エッセイ
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